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ぐんまの小さな温泉
旅館みやま
牧水が泊まった名旅館の面影を今に残す
うのせ温泉
旅館みやま
「沼田駅に着いたのは七時半であった。(中略)電車から降りると直ぐに郵便局に行き、留め置になっていた郵便物を受け取った。局の事務員が顔を出して、今夜何処へ泊るかと訊く。変に思いながら渋川で聞いて来た宿屋の名を思い出してその旨を答えると、そうですかと小さな窓を閉めた。
  宿屋の名は鳴滝といった。」
   (『みなかみ紀行』大正13年)

大正11年10月21日、歌人の若山牧水は四万温泉の宿を出て、中之条から電車に乗って午後、渋川に着いた。駅前の小料理屋で食事をとった後、ふたたび渋川から沼田まで電車に乗った。その晩、投宿した旅館が「鳴滝」である。
  その後、鳴滝は廃業したが、昭和20年代に当地に移築され、旅館「みやま荘」として営業が開始された。
 「私はね、小学生のころから、よく旅館に出入りしてたんですよ。朝、入浴してから学校へ行ったものよ」と、女将の松本勝江さんは述懐する。地元に生まれ育った女将ならではのエピソードである。
  昭和40年代には、群馬県農協連が宿を購入して、研修棟として使用されていたという。昭和57年、現在のオーナーが研修施設を購入して、ふたたび旅館「みやま荘」として営業を再開させた。少しずつ改築をつづけながら平成14年に修復工事が終了、現在の旅館「みやま」としてリニューアルした。
  それでも本館のそこかしこに、当時の面影を今に残している。黒光りした太い梁、大黒柱、時を刻んだ屏風絵などが、歴史の証人のように変わらぬ姿でたたずんでいる。
  露天風呂は、かつて「鳴滝」があった沼田方面を向いている。もし牧水が、あのとき泊まった旅館が今は湯宿になっていることを知ったら、さぞかし喜んで訪ねて来ることだろう。湯の中で、時空を超えた『みなかみ紀行』の浪漫に、しばし思いをはせていた。
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(C)2010 Jun Kogure / Hajime Kuwabara
旅館みやま
旅館みやま 旅館みやま
旅館みやま
源泉名 湯檜曾温泉 厚生省の湯
湧出量 測定不能(自然湧出)
泉温 45.8度
泉質 単純温泉
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、冷え性ほか
温泉の
利用形態
加水なし、季節により加温あり、循環ろ過
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